【タイトル】

6年生 失敗は楽しみ

【本文】

ティアラ江東にて、世紀の大発見をした川村静児さんのお話を聞きました。川村静児さんは宇宙の魅力に取り憑かれ、重力波の研究で尽力し、2015年に人類初となる『重力波』の観測を成功させました。   宇宙についての研究は謎が多く、未知なものであるがゆえに予想と実験の連続だったそうです。   研究を進めていく中である大学の先生に出会いました。その先生は、学生が考えてきた実験が絶対失敗すると分かっていても何も言わなかったそうです。   どうしてそんなことをするのでしょうか。失敗するって分かっているのに、何も言わない。 この人は、嫌な人なのでしょうか。   「学生から失敗する楽しみを奪ってはいけない。」 常にそう言っていたそうです。     『失敗を楽しもう!正解は、失敗のすぐ隣にあるものです。』 これは、川村静児さんの言葉です。 そして、こう続けました。 「失敗は成功の母(エジソン)という言葉がある。その言葉とは少し違う。失敗したその後に成功するかどうかに関わらず、失敗することそのものが楽しいんだ。成功のために失敗を耐え凌ぐのではなく、失敗を楽しもう。」   最近は失敗を恐れ、チャレンジしないことが多くなってきたと思いませんか? 失敗したっていいんです。   正解を求めがちな今の世の中ですが、6年生には、正解を求める過程を楽しめる人になってほしいと思いました。


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