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【ふれあい月間】 「いじめ」について考えよう【本文】
東京都では、6月、11月、2月をふれあい月間としています。ふれあい月間=いじめを未然に防止して、子どもたちが安心して学校に来れるようにしよう という取り組みです。 それを受けて6年生は、いじめについて考えてみました。 櫻木先生の「みなさんは、この本を知っていますか。」から始まった学年集会。 本の題名は『わたしのいもうと』 いじめをテーマに描かれたこの作品は、作者へ寄せられた一通の手紙をもとに作られたそうです。 いじめている人にとっては遊びやすぐに忘れてしまうことでも、本人にとっては命にかかわる問題であること。また、いじめを受けた本人だけでなく家族も苦しんでいることが描かれています。 その本を見た子どもたちは 「人をいじめると、悪いことに繋がってしまう」「悪口を言われたことで、学校が嫌になってしまう人がいる」「いじめをして楽しい思いをしている人が、この場にいてはいけない」と感想を話していました。 櫻木先生は、話を続けます。 「いじめをされた人の脳は壊される。食欲、やる気などがどんどんなくなっていってしまうんだ。」 さらに、「いじめをしている人の脳も、毒に侵されていく。その毒は猛毒で、自分をどんどん蝕んでいく。」 分かりやすくスライドにまとめられた資料を見ながら、子どもたちはいじめについて真剣に考えていました。 脳の観点からいじめを捉えたあとに、金子みすゞさんの「みんなちがって みんないい」を紹介しました。違いを認めて共に生きよう。そう話して、櫻木先生のお話は終わりました。 次に、早坂先生から、「いじめ」と「ちょっかい」の区別は?と質問が。さっきまでは静かに話を聞いていた子どもたちが、ざわつき始めました。小さな声でお互いが確認し合うように、自然に近くの友達と話し合っていました。「ここまではいいよね」「これはちょっかいだよね」「今までのはいじめじゃないよね」と、今までの自分の行動が不安になり、振り返っている様子も見てとれました。 大切なのは、『する側』ではなく『されている側』の気持ち。それに気付かせるように、早坂先生は自分の経験を踏まえながら子どもたちに優しく語りかけていました。 当たり前のことだけど、ふと聞かれると答えるのが難しい。答えがない問いの答えを見付けていく。そんな時間が、とても大切に感じました。 6月のふれあい月間。友達を少しでも思いやる気持ちをもって、生活してほしいと思っています。【添付ファイル】
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